旧型電機の解体が始まったという近江鉄道の彦根車庫。
近江鉄道ミュージアムになっているとは言え古い車両がゴロゴロいるのは、
かつてのローカル私鉄の車庫のようで、予想以上の光景に大興奮でした。
まずは近江鉄道のホームから。
ED14がずらっとならんでいるのが見えます。
もうすでに心はウキウキです。
2018年4月13日 近江鉄道彦根駅 ED14 1
彦根駅の自由通路からミュージアムを見ます。
うーん、素晴らしい!
2018年4月13日 近江鉄道彦根駅 ED31 3、ED141、3、4
すらりと並んだED14 3両。
ED14は1926年にアメリカから輸入された箱型電機。
当初は東京機関区に配置され、東海道本線で活躍したこともありました。
2018年4月13日 近江鉄道彦根駅 ED14 1、3、4
1号機から順番に見てみます。
1号機は1966年まで仙山線で使用された後、近江鉄道に来ました。
スノープロウ付きなのが格好いいです。
2018年4月13日 近江鉄道彦根駅 ED14 1
2号機は陸橋下の日陰にいました。
2号機は1960年に近江鉄道に来て、2004年に廃車になっています。
2018年4月13日 近江鉄道彦根駅 ED14 2
3号機は2号機と同じく1960年近江鉄道に譲渡、2004年廃車。
自分はED14を近江鉄道でしか見たことがないので、
この妙な水色が1番愛着のある塗色です。
2018年4月13日 近江鉄道彦根駅 ED14 3
そして国鉄時代の茶色に復元塗装された4号機。
2018年4月13日 近江鉄道彦根駅 ED14 4
陸橋からもカメラを持ち上げて撮影です。
2018年4月13日 近江鉄道彦根駅 ED14 4
続いてED31。
1923年、伊那電気鉄道が導入した国産凸型電機です。
3号機は1955年に近江鉄道に譲渡されました。
それにしてもこの小さい前面の窓…運転士は見にくかったのでは?
2018年4月13日 近江鉄道彦根駅 ED31 3
4号機は見にくい場所にありました。
サイドからですが、日なたと日陰の明暗で見にくい写真です…
2018年4月13日 近江鉄道彦根駅 ED31 4
ロコ1101は1930年、阪和電鉄が導入しました。
ED31に比べるとスマートな外観の凸型電機です。
1951年に近江鉄道に来て、主に入換で活躍しました。
2018年4月13日 近江鉄道彦根駅 ロコ1101
電車も保存されています。
1969年製造のモハ501。
子供向けの激しいラッピングがされていますが…
2018年4月13日 近江鉄道彦根駅 モハ501
見た目は新しいですが、吊り掛けの220形。
古い下回りを色々と流用して、1996年に製造されました。
このモハ226は工臨として走ることがあるようです。
2018年4月13日 近江鉄道彦根駅 モハ226
結局今残っていた旧型電機はED14 1、2、4、ED31 3、4、ロコ1101。
全部で6両でした。
残った車両を1両でも多く後世に残す手はないのかなぁ…と思います。
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