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1991年 片上鉄道 和気から片上まで歩く

このときは岡山を午後出発し、和気駅から片上駅まで歩いてみました。
 
まずは和気から2.9kmの中山駅。

1991年4月4日 片上鉄道中山駅
 
中山駅は質素ですが味のある待合室のある無人駅でした。
ホーム周辺には菜の花が咲いていました。
 
中山と清水の間で列車の撮影をしました。
まずは菜の花を手前にキハ312。

1991年4月4日 片上鉄道清水~中山 キハ312
 
キハ312は1953年宇都宮車両製造の片上鉄道オリジナルの新造車です。
 
次にため池沿いを走るキハ801。

1991年4月4日 片上鉄道中山~清水 キハ801
 
キハ801は1962年日本車両製造。
もとは同和鉱業グループの小坂鉄道で活躍していた車両です。
 
中山から清水までは1.6km。
清水駅は交換可能駅でなかなか立派な駅舎もありました。

1991年4月4日 片上鉄道清水駅

しかし末期はさびれっぷりもなかなかのものでした。
駅前の桜の木はまだつぼみ。
この1-2週間後には見ごろになっていたことでしょう。
 
清水から4.1km歩いて、片上鉄道の始点、片上駅です。
片上駅構内の写真はまたいずれアップするとして、今回はこの1枚だけを。

1991年4月4日 片上鉄道片上駅 DD13-552、キハ702
 
夕方の光を浴びて、いい雰囲気のDLとDC。
DD13-552は蒸機を置き換えるために1965年に導入されたDLです。
一方キハ702は丸みを帯びた前面を見て分かる通り、元国鉄キハ07。
1936年製造で、片上鉄道には1967年にやってきました。
前照灯がシールドビーム2灯化されているのが残念ですが、
比較的原型をよく保っていたのではないかと思います。
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コメント

No title

片上鉄道は1964~1967年まで吉ヶ原~和気を通学した懐かしい鉄道です。
丁度高2の折、DLが2両導入されました (DD13-551と552)。 あの当時は蒸機をなくすことが命題であったでしょうが、蒸気を残していれば今も片上鉄道が存続していたかも知れません。
合理化したことが、鉄道としての命を消してしまいました。 でも蒸機がこれほど人気を博すとは誰も分からなかったですからね~

懐かしい鉄道をアップしていただきありがとうございました。

ナイス! ポチ

No title

鶴見陶苑 (d & p)様

片上鉄道の蒸機を生で見られていたんですね!
自分は残念ながら片上鉄道の蒸機時代は生まれる前の話なので知りません。
吉井川沿いのあの穏やかな風景の中を走るタンク機関車たちを見てみたかったものです。

片上鉄道には何度か訪れているので、また少しずつ写真をアップしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

No title

こんばんは
菜の花の向こうに見えるDC。良い感じですね。小生も一度片上は訪れていますが、この味のある駅舎には気づきませんでした。清水駅の駅舎。むかしの小学校みたいな感じですね。

No title

tom様

片上鉄道と言えば北部の各駅のトンガリ屋根のモダンな駅舎が有名ですが、南部は地味な駅ばかりだったと思います。
トンガリ屋根の洋風駅舎もよかったですが、いい具合に寂れた木造駅舎もよかったです。

No title

●さま

私のブログにも“片上鉄道”をアップしています。
私のオリジナル写真ではありませんが、片鉄の車両の写真を掲載しています。
参考までに・・・

No title

鶴見陶苑 (d & p)様

1964年の片上駅の風景は本当に貴重ですね。
蒸機も古臭い気動車も元気だったこのころの風景を1度見てみたかったものです。

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プロフィール

●kuromaru

Author:●kuromaru
興味の対象が国内鉄→海外鉄→保存鉄と移り変わってきました。
蒸機が好き。高いところが好き。俯瞰写真が好きですが、最近は保存車両巡りばかりです。

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