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1991年 尾小屋鉄道廃線跡を行く

1991年のGWの北陸。
この日は尾小屋鉄道跡を自転車で巡りました。
 
まずは粟津の小松児童会館に動態保存の尾小屋鉄道の車両を見に行きました。

1991年5月3日 小松児童会館 尾小屋鉄道 キハ1、DC121
 
この日は残念ながら運転はお休み。
これらの渋いナロー車両が走る姿を見ることはできませんでした。
 

午後は小松に移動して、尾小屋鉄道跡を探索しました。
1977年廃線なので、廃線後14年経過していましたが、
現役当時の雰囲気をよく残している場所も多くありました。
 
草生した短いホームに路盤跡。今にもナロー車両が走ってきそうな雰囲気。

1991年5月3日 尾小屋鉄道金野町駅跡
 
9キロのキロポストが残っていました。

1991年5月3日 尾小屋鉄道金野町~金平
 
山奥で朽ちて、森に帰って行きそうな短い橋梁。

1991年5月3日 尾小屋鉄道観音下~倉谷口
 
こんな比較的長い橋梁も残っていました。

1991年5月3日 尾小屋鉄道倉谷口~長原

木製のヘロヘロの橋桁。
いくらナローとはいえ、よくこんな橋を渡っていたものだと思います。
今は橋桁は落ちて、橋台だけが残っているようです。
 
夕暮れ近くなり、終点尾小屋に到着しました。
何両かの車両が保存されていました。

1991年5月3日 尾小屋鉄道尾小屋駅跡 C155
 
C155は1949年立山重工業製造。尾小屋鉄道では1972年まで活躍しました。
 
これまた渋いナローの気動車です。

1991年5月3日 尾小屋鉄道尾小屋駅跡 キハ3
 
キハ3は1949年製造の遠州鉄道奥山線の車両。
奥山線廃線後の1964年に尾小屋鉄道に来ました。
 
この当時はC155もキハ3も雑然と保存されていた感じですが、
現在ではきれいに整備され、キハ3は走行も可能みたいです。
機会があればナローの走る姿を見に行きたいものです。
 
これで尾小屋鉄道廃線跡めぐりは終了です。
往時の雰囲気をよく残した路盤跡や橋梁、そして保存車両と、
なかなか充実した廃線跡でした。
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コメント

No title

こんばんは
どれも貴重な画像ですね。保存車は今も健在なんでしょうか?

今にも列車が来そうなホーム、壊れそうな橋梁。20数年たってどうなっているかは気になりますね。もう尾小屋鉄道といってもわからない人の方が多いのかもしれませんね。

No title

tom様
尾小屋の車両たちは今はもっときれいに保存されているらしいですよ。
その他の遺構も結構残っているようです。
さすがに橋桁は落ちてしまったようですが。

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●kuromaru

Author:●kuromaru
興味の対象が国内鉄→海外鉄→保存鉄と移り変わってきました。
蒸機が好き。高いところが好き。俯瞰写真が好きですが、最近は保存車両巡りばかりです。

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