今ではわたらせ渓谷鐵道の終点は間藤駅となり車止めもあります。
しかしかつてはさらに足尾本山駅まで1.9kmの貨物線が伸びていました。
今回はその廃線跡もたどってみました。

2023年6月25日 わたらせ渓谷鐵道間藤駅 WKT-502
間藤駅前の通りを少し北に歩くと踏切の警報機が見えてきます。
さらに先の廃線跡を歩きたいのですが、ガードが堅くて入れません。

2023年6月25日 足尾線跡間藤〜足尾本山
道路から第二松木川橋梁もすぐ見えるのですが、これ以上は近づけません。
すぐ下を通る本山小学校に至る橋も渡ることはできません。

2023年6月25日 足尾線跡間藤〜足尾本山
別の橋から本山小学校跡に近づいていきます。
小学校の手前に貨物線を越える橋があり、トンネルを見下ろせました。

2023年6月25日 足尾線跡間藤〜足尾本山
廃線跡にどうしても入れないので、あきらめてしばらく松木川対岸の車道を歩きました。
再び松木川の橋を渡って線路跡に近づくと…今度は線路跡に入れました!
有名な腕木式信号機と向赤倉トンネル!
今回はこれを見たかったんです。
腕木式信号機は美しく、観光目的なのか整備されているようです。

2023年6月25日 足尾線跡間藤〜足尾本山
トンネル内から腕木式信号機を見ます。
写真だけ見ると現役時代に前面展望しているみたいです。

2023年6月25日 足尾線跡間藤〜足尾本山
この向赤倉トンネルは短いです。
トンネルを抜けると梅雨晴れの緑がまぶしかったです。

2023年6月25日 足尾線跡間藤〜足尾本山
風格ある向赤倉トンネル。
この線は1914年開業、このトンネルもそれ以来のものでしょうか。

2023年6月25日 足尾線跡間藤〜足尾本山
そして出川橋梁の向こうに足尾本山駅跡が見えてきました。
構内には廃墟だけでなく腕木式信号機も残り素晴らしい。

2023年6月25日 足尾線足尾本山駅跡
足尾本山駅は1987年に貨物輸送を終えて休止となりました。
時が止まったまま30年以上がたちました。

2023年6月25日 足尾線足尾本山駅跡
足尾本山駅跡から出川橋梁を望みました。
この橋をC12牽引の貨物列車が渡るところを想像しました。
喘ぎながらようやく終着足尾本山駅に到着するC12。
今よりも荒涼としていたけれど、活気があった足尾の風景。
公害がひどくよい時代だったとは言いませんが、見てはみたかったです。

2023年6月25日 足尾線跡間藤〜足尾本山
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