1996年 インドのメーターゲージ蒸機とリクシャ
- 2013/11/12
- 15:54
1996年春はインド・ネパールを旅しました。
このころインドの蒸機はまさに消えようとしていた時期。
残った蒸機を求めてBihar州を回りました。
1996年当時には、広軌の蒸機はすでに見かけることはなく、
見られたのはメーターゲージの蒸機だけでした。
車両基地もあったSaharsa駅でのYG4179とリクシャ群。
1996年2月27日 Saharsa駅 YG4179Biharの田舎町では20年ぐらい前はタクシーなど少なく、
リクシャ(人力車)がメインでした。
Saharsa駅前にも無数のリクシャマンが客待ちをしていました。
リクシャマン(リクシャドラーバー)はかなりこすっからく、
ボッてくるので、旅人達はいつも彼らを相手に戦っていました。
Saharsa駅停車中のYG4179。
1996年2月27日 Saharsa駅 YG4179YGは1949-1972年に製造された2-8-2の貨物用蒸機でした。
日本車両製のカマもあったようです。
ちなみにYGのYはYard gauge、Gはgoodsを意味します。
この他YPもこの辺りでよく見ましたが、Pはpassengerの略です。
Saharsaを発車したYG4179牽引の客車列車。
1996年2月27日 Saharsa駅付近 YG4179右側の方に何してんだかよくわからないヒマそうな人々が写っています。
撮影中は大勢のインド人のうっとうしいほどの好奇の目に晒され、
撮影できそうな空地を歩いているとヒトのウンコを踏んづけ・・・
夜は破れた蚊帳から入ってくる蚊に悩まされる、修行のような撮影行でした。
Bihar州での撮影後はSunauliから国境を越えてネパールに陸路で入りました。
インドに比べると人も穏やかで、天国に来たような心持でした。
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