インド北東部のBihar州には1990年代後半まで、
メーターゲージの蒸機が残っていました。
昨年取り上げたDahbanghaの撮影記の続きです。
Darbhanga駅から歩いて撮影地を探しに行く途中、入換中のYG。
1996年2月23日 Darbhanga~Kakarghati YG3543
姉妹と一緒に写真をと思ったら、お姉ちゃんは顔を隠してしまいました。
YGは1949年から1972年に製造された貨物用蒸機です。
残念ながら銘版を記録する習慣がまったくなかったので、
これらの蒸機が正確にいつ製造なのかはわかりません。
町の北のはずれの原っぱに出ました。
YG牽引の客車列車がヤギがいっぱいいる原っぱを通過します。
1996年2月23日 Darbhanga~Kakarghati YG3056
インド人は物見高いので、こんな田舎に外人がいたらどんどん寄って来ます。
いやぁ、みんなヒマそうで、見るからにむさくるしいですね。
写真を撮ってくれとヒンズー語でまくしたててきて、とにかくうるさい…。
この当時は蒸機からDLへの移行期で、DL牽引の客車列車も来ました。
1996年2月23日 Kakarghati~Darbhanga YDM-4 6599
DLが来るとガッカリです。
YDM-4は1960年代から90年代まで製造された、
インドで最も広く使用されているメーターゲージのDLのようです。
ヒンズー語で一方的にしゃべってくるインド人たちが多い中で、
この少年たちは英語も話せたので、仲良くなれました。
帰国後には手紙で写真を送ってあげました。
彼らも今頃30代、何をしているんでしょうか。
午後の光を浴びてYG牽引の客車列車が来ました。
1996年2月23日 Darbhanga~Kakarghati YG3432
煙室扉の星形のマークが格好いいです。
爆煙とはいきませんが、暑い土地なので煙を上げているだけでも満足です。
同じ列車の後追いも。
1996年2月23日 Darbhanga~Kakarghati YG3432
乗客は多いですが、屋根の上にまであふれているわけではないし、
インド的には空いている列車ということになるんでしょうか。
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