1987年に廃止となった筑波鉄道。
その筑波以北の中心は石材加工で知られた真壁駅でした。
先日はその真壁駅の跡に行ってみました。
真壁駅跡はきれいに整備された公園になっています。
岩瀬側から見た真壁駅跡の全景。
2015年2月16日 筑波鉄道真壁駅跡
右側に駅舎がありましたが、現在は住宅や老人ホームが建っています。
右の芝生の部分を本線が走っていました。
左奥には筑波山が見えますね。
筑波側から見た真壁駅跡。
2015年2月16日 筑波鉄道真壁駅跡
左側が旧駅舎でした。
真壁駅はこの地域の中心だけあって、
交換設備あり引き込み線ありと、なかなか立派な駅だったようです。
かつての真壁駅の写真を見ると、対向ホームの桜がきれいでした。
2015年2月16日 筑波鉄道真壁駅跡
廃線から時がたち、桜は徐々に枯れつつあります。
桜並木の後方には加波山があるのですが、桜の枝が邪魔で見えませんね。
再び岩瀬側から駅ホームを見ます。
2015年2月16日 筑波鉄道真壁駅跡
左側の駅本社とホームを結ぶ階段はかつてのものです。
奥の方ではお母さんと小さい子が遊んでいました。
廃線から30年がたち、小さい子供はもちろん、
お母さんもここに鉄道が走っていた時代は知らないことでしょう。
なお現在、元筑波鉄道のキハ301が水海道車輌基地で朽ちつつあります。
2014年12月15日 関東鉄道水海道車輌基地 キハ301
このキハ301が筑波鉄道で活躍したのは廃線直前の9ヶ月だけでした。
それでも筑波鉄道の忘れ形見ともいえるこの車両、
せっかくだから筑波鉄道の跡地で保存することはできないのでしょうか?
ここに鉄道が走っていた証明を未来の世代にも語り継げると思います。
蛇足ですが、筑波鉄道廃止後、真壁駅には代行バスが走っていました。
しかし今ではそれすら廃止されてしまい、
真壁はふだんは公共交通機関で行けない場所になってしまいました。
スポンサーサイト