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2007年 廃線間際の鹿島鉄道石岡駅

鹿島鉄道の廃線はそんな昔の話ではないと思っていましたが、
いつの間にか8年も前の話になってしまいました。
 
石岡駅と機関区の全景を俯瞰しました。

2007年3月11日 鹿島鉄道石岡駅 
KR502 キハ431 KR505+キハ714+キハ602
 
なんとも味のある車両たち。
そして鉄道模型のレイアウトのような構内。
最後の古き良きローカル私鉄のたたずまいです。
 
それぞれの車両を見てみます。

2007年3月11日 鹿島鉄道石岡駅 キハ431
 
湘南顔のキハ431は1957年製造の元加越能鉄道キハ125。
1973年加越能鉄道廃線後に鹿島鉄道にやってきました。
2003年からクリームに緑の金太郎塗りです。
 

2007年3月11日 鹿島鉄道石岡駅 キハ602+キハ714
 
キハ602は流線型キハ07のなれの果ての姿。
1937年鉄道省製造、1966年に関東鉄道に移りました。
1972年にこんな平妻型に改造されたのは残念ですが、
車体側面はほぼオリジナルのまま。
盟友のキハ601とともに、最後まで現役で残ったキハ07でした。
 
その後ろのGallopの広告が入った車両はキハ714。
1953年製造の元夕張鉄道キハ251です。
1976年夕張鉄道廃止後にやってきました。
 
構内を見渡すだけでも貴重な車両たちがゴロゴロしていた鹿島鉄道。
もう今やこんな楽しいローカル私鉄は日本からなくなってしまいました。
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コメント

No title

こんばんは。
懐かしい風景ですね。歩道橋の上の特等席で沢山の車両たちをじっくり
見物できましたね。いわく因縁の賑やかな車両達でした。

No title

都電15番様
本当に気がつけば、この風景も懐かしいものになってしまいました。
今や日本から湘南顔の気動車やキハ07はいなくなり、キハ20系列ですら風前の灯。
古い雑多な車両がいなくなるのは鉄道趣味の宿命ではありますが、残念な限りです。

No title

こんにちは。
カメラを持たなかった2000年頃と、廃止間際に私も行きました。
常磐線の石岡を通る度にも、今日は何が居るかと車窓から
この構内を見るのも楽しみでした。
時間が経ったとは言え、当時の痕跡は何一つ残すなとばかりに
整地されてしまった構内の跡地を見る度寂しい思いがします。

No title

garatahmet様
昔の石岡駅構内を知っていると、今の更地を見ると切なくなりますね。
つい最近までこれだけ様々な車両がいたのが、幻だったような気持ちになります。

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●kuromaru

Author:●kuromaru
興味の対象が国内鉄→海外鉄→保存鉄と移り変わってきました。
蒸機が好き。高いところが好き。俯瞰写真が好きですが、最近は保存車両巡りばかりです。

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