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1990~2015年 京成赤電を回顧

北総鉄道の7260形の廃車を以て、京成赤電はその歴史を閉じました。
赤電は1959年から56年にもわたって活躍したことになります。
今回は過去に自分が撮影した赤電をまとめてみます。
 
 
最初に赤電を撮影したのは1988年の夏。昭和最後の夏ですね。
まだ中学生だったので、自宅から自転車で撮影に行きました。

1988年8月 京成酒々井~大佐倉 3054
 
この3050形は1959年に最初にデビューした赤電です。
この車両、基本的な顔はその後の赤電と変わりませんが、
オデコにあるブタ鼻ライトのおかげで他の赤電とはだいぶ印象が違います。
個人的にはこのブタ鼻ライトの赤電が1番好きです。
 

1988年8月 京成酒々井~大佐倉 3200形
 
京成赤電はみんな似た顔なので、形式の同定に自信がありません。
(元京成沿線民のヲタ様、ご指摘ありがとうございました。)
ちなみに京成の急行という種別、津田沼から先は各駅停車だったので、
どこが急行なんだよ!と思っていました。
 
 
続いて1990年。この時は印旛沼が見える俯瞰ポイントに行きました。

1990年1月 京成佐倉~臼井 3150形?
 
片開き扉で前面の飾り帯が回っていないから3150形ですかね?
赤電赤電と言いますが、初代の赤電塗装は1982年になくなりました。
小学生の時だったので見た記憶はありますが、写真での記録はありません。
以前はこのファイアオレンジだから「赤」電だと思っていました。
毎日の京成での通学で見ていたので京成の色!というイメージです。


1990年1月 京成佐倉~臼井 3000形?
 
この印旛沼俯瞰ポイント、大好きでしたが今はどうなっているのでしょう。
木が伸びてもう撮影できなくなっているでしょうか。
 
1990年はもう1枚。下手ですが流し撮りした写真もありました。

1992年1月 大佐倉~京成酒々井 3050形(3071?)
 
これが3050形を撮影した最後。
3050形は1995年までに全車廃車になりました。
 
 
今度は1992年。また大佐倉の築堤に撮影に来ました。
まずは京成のもう一つの顔、3500形と離合する3150形。

1992年1月 京成電鉄京成酒々井~大佐倉 3564F、3150形
 
そして若草色の試験塗色車。

1992年1月 京成酒々井~大佐倉 3200形
 
1991年から、ファイアオレンジから変更のための塗色試験が行われました。
もっと記録すればよかったのに、当時は写欲が湧かず、この1枚だけでした。
結局1995年にファイアオレンジは消滅します。
 
 
この後、京成沿線から離れ、また非鉄期にも入ったので、
しばらく京成赤電の写真はありません。
近年復活塗装された赤電も実家に帰るときに見ているのですが、
写真は1枚も撮っていませんでした。
 
 
そして昨年から今更ながら、北総のリース車を撮影するようになりました。

2014年11月28日 京急青物横丁~新馬場 北総7268F
 
最後に残った7268Fは1968年製造で、北総鉄道にリースされました。

2015年1月20日 京急平和島駅 北総7268F
 
京急線内ではほとんどが駅での撮影でワンパターンになりがち。

2015年2月13日 京急鮫洲~立会川 北総7268F
 
最後まで京急線内を老体にムチ打って爆走していました。

2015年2月13日 京急大森海岸~立会川 北総7268F
 
個人的に赤電の最後の1枚はおなじみの八ツ山橋で。

2015年2月25日 京急品川~北品川 北総7268F
 
 
これで私的赤電回顧は終わりです。
ファイアオレンジと北総リース車ばかりで、新塗装は1枚も写真がありませんでした。
継続して記録を撮っていれば、もう少しいいまとめもできたのですが…。
 
元京成沿線住民としては、赤電には通学、通勤で長くお世話になりました。
長い間本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。
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コメント

No title

こんにちは。緑の試験塗装、凄いですね。色々試験塗装があったのは何かの本で見ましたが、白青に赤帯だけだったり、赤帯+青帯の塗り方が違ったりという程度の写真しか見たことありませんでしたからこの色は衝撃的です。

No title

昭和の鉄道愛好家様
試験塗色はどれを見てもありえないと思っていました。
特に若草色は・・・。

ただ見慣れていたからなんとも思いませんでしたが、
改めて見るとファイアオレンジも結構すごい色でしたね。

No title

こんばんは
”ブタ鼻”の赤電は見たことないですね。貴重な画像ですね。8月なので暑い中撮影されたんでしょうね。

印旛沼が見えるところがあるのは初めてしりました。流し撮りも青空にいい感じの雲があり秀逸です。

No title

こんにちは
黒丸さんと同世代の鉄ヲタです。
京成赤電の写真を懐かしく拝見いたしました。1985~1990頃と言えば、赤電の冷房改造車が増加する時期で夏場は電車の屋根を見て一喜一憂したのを覚えていります。
さて、上から2番目の“3300形?”と仰った写真、正解は3200形です。
断定できるポイントは、前から2両面が2パンタである点です。赤電で2パンタの車両があるのは、冷改更新後の3200形だけですので、これが決め手になります。
他にも更新車については、3200形と3300形で側面の行先表示器の位置が異なります。
こういた違いを見つけては楽しんだあの頃を、思い出しました。

No title

こんばんは。

京成の色のセンスは?でしたね。(失礼)
今は普通に乗っていますが、
昔は千葉県に住むことになるとは思いませんでした。
若草色の写真はとても貴重ですね。
自分は存在すらも知りませんでした。

No title

tom様
ありがとうございます。
初期のオデコヘッドライトの赤電の方が、デザインとしてはいい気がします。
印旛沼が見えるポイントは本当に今はどうなってるんでしょうね?

No title

元京成沿線民のヲタ様
ご指摘ありがとうございます。
これだけ分析できるのはすごいですね。
間違いを修正させていただきます。

自分はこだわりなく適当に来た電車の写真を撮っていたので、この車両がどの形式とかをろくに意識していませんでした。
ちゃんと記録していれば、あとあと意味のあるものとなっていたのでしょうが…

No title

SL-10様
本当に京成のセンスは?ですね。
試験塗色はどれもイマイチでしたし、中から選ばれた色も微妙な感じでした。
当時は今の色が20年以上も続くとは思いもしませんでした。

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プロフィール

●kuromaru

Author:●kuromaru
興味の対象が国内鉄→海外鉄→保存鉄と移り変わってきました。
蒸機が好き。高いところが好き。俯瞰写真が好きですが、最近は保存車両巡りばかりです。

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