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1994年 ロシア号でシベリア横断

20年以上前、大学入学後最初の夏休みの旅はシベリア鉄道でした。
今回は7日間に渡るロシア号の旅を振り返ります。

ロシア号は始発のウラジオストク駅を深夜0:55に出発です。

1994年8月9日 ウラジオストク駅 ロシア号
 
出発同日の14:25ハバロフスク駅に到着しました。
ロシア号はシベリア鉄道の最優等列車。
緑皮車にロシア国旗が誇らしげにあしらわれていました。

1994年8月9日 ハバロフスク駅 ロシア号
 
ロシア号の車内で子供たち。
車内は片側が通路で寝台は4人個室になっていました。


 
3日目、カリムスカヤ駅。外はかなり涼しいと日記に書いています。
ホームに下りてピロシキを買いました。
ご飯はたまに食堂車に行くものの、ほとんどが駅ホームでの買い物。
あとは同室のおばちゃんにパンをもらったりもしました。

1994年8月11日 カリムスカヤ駅 ロシア号
 
チタからモグゾンの間のどこかの車窓風景。
ロシア号はシベリアらしい風景の中をカーブしながら走って行きます。

1994年8月11日 チタ~モグゾン ロシア号
 
ロシア号乗車中は完全に時間をもてあましていました。
窓の外はどこまでも単調なシベリアの景色が続いていました。
ロシア人とウォッカを飲んで、つぶれて昼寝。
たまに停まった駅のホームで買い物をするのが一大イベントでした。
 
そんな3日目の夜、シベリア鉄道最大の見どころ、バイカル湖です。
列車が3時間半遅れましたが、ギリギリ残光がある時間に間に合いました。

1994年8月11日
 
5日目の朝、シベリアの中心都市、ノヴォシビルスク駅に到着。
この時には5分遅れ程度まで遅れを取り戻していました。
緑色の駅舎と跨線橋が目立つ駅で、跨線橋に上って写真を撮りました。

1994年8月13日 ノヴォシビルスク駅 ロシア号
 
窓の外を見る少年。外にはどこまでも平原が広がっていました。


 
西シベリアに来ると、大きな都市も増えてきます。オムスク駅に到着。
ここでもホームに下りて、昼食のピロシキとアイスクリームを買いました。

1994年8月13日 オムスク駅 ロシア号
 
そして7日目の朝6:48、3分遅れでモスクワ・ヤロスラブリ駅に到着。
車内で知り合った人たちに別れを告げて、ホームに下り立ちました。

1994年8月15日 モスクワ・ヤロスラブリ駅 ロシア号
 
モスクワ・ヤロスラブリ駅舎はなかなか風格がありますが、工事中でした。

1994年8月15日 モスクワ・ヤロスラブリ駅
 
ロシア号では合計149時間53分の長時間を過ごしました。
単調なレールの継ぎ目の音を聞きながら、
時間感覚がどんどんなくなっていく旅でした。
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コメント

No title

こんにちは、

ブログを拝見して驚きました。150時間近くも列車の旅をされたん
ですか? すごいですね。

昔、北海道に行く時に大阪から青森の青函連絡船まで、約18時間
かかったのですが、退屈でどうしょうもなかったことを覚えています。

ロシアはさすがに広いですね。
でも、良い思い出になったんでしょうね。

No title

duskike3様
シベリア鉄道の長時間乗車は退屈を通り越して、いつまでもこの時間が続くのでは…と不思議な感覚になりました。
シベリアはとにかく広くて同じ風景が続いていました。

No title

● 様 良い旅ですね…私も、もう歳なんで今は
海外に行きたいとも思いませんわ。 若い頃は
がむしゃらでしたが・・・温泉、模型かな(笑)

No title

河内の鉄チャン様
自分はまだ若いから(?)海外に行きたいとも思うのですが、昔ほどの情熱は湧きませんね。
パスポートが失効してからもずいぶん経ちますし…

最近は温泉、模型ですね(笑

No title

●さん>すばらしい、鉄道の旅ですね。車窓の風景、車内の子供たち、それに駅舎。最後に、私も海外に行きたいという気持ちは変わりませんが、年々情熱が衰えてきているのも事実です。

No title

旅の途中様
今あらためてロシア号での日々を切り取った写真をいい日々だったなぁと思います。
乗っている時はやることがなくてヒマで仕方なかったのですが…

No title

こんばんは。
宮脇さんの本だったか忘れましたが、食堂車のメニューを注文するとあれも無い、これも無いで何なのだとというくだりと、幾日も代わり映えの無い風景が続くというマイナスだけを覚えていますが、実際の所はいかがでしたか?

No title

glock様
シベリア鉄道に憧れたのは、宮脇俊三の本に影響を受けたからな気がします。
食堂車は2、3回行っただけで、ロシア人のおっちゃんにおごってもらっていたので、品揃えがどうだったかは覚えていないです。

No title

こんばんは。これは貴重な経験ですね。一週間ですか・・・日本とはスケールが違います。ずっと一緒に列車に乗っているとみんな仲良くなっちゃうんでしょうね。言葉とかいかがでしたか?

カリムスカヤ駅の帽子のおじちゃんにナイスです(-ω-)/

No title

きゃみ様
ロシアでも時々英語が喋れる人がいたので、その人を介してロシア人ともなんとなく会話していました。
あとはウォッカを飲んでしまえば、言語は関係ない…という感じで(笑。

No title

こんばんは
いい旅をされていますね。一週間というと相当忍耐がいりそうですね。車内で国際交流でも図らないと間がもたなそうですね。子供たちの笑顔がいい感じです。

No title

tom様
退屈な車内では子供たちと遊ぶのがいいヒマつぶしになりました。
あとはウォッカですね(笑
これで1週間を乗り切りました。

No title

1989年
まだソ連の頃に
北京モスクワ国際列車で途中から同じルートを辿りました
単調な車窓がサイコーでした(笑)

No title

LUN様
シベリア鉄道では昼間から寝てるか、ウオッカ飲んでるかでしたね。
それはそれで貴重な体験でした。

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プロフィール

●kuromaru

Author:●kuromaru
興味の対象が国内鉄→海外鉄→保存鉄と移り変わってきました。
蒸機が好き。高いところが好き。俯瞰写真が好きですが、最近は保存車両巡りばかりです。

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