1997年 フィリピン LA CARLOTAの蒸機たち
- 2014/01/24
- 20:40
1997年の春はサトウキビ鉄道の蒸機たちを訪ねに、
フィリピンのネグロス島に行きました。
マニラから夜行の船で約20時間半。ネグロス島のIloiloに到着。
バスやジプニーを乗り継いで、翌日ようやくLaCarlotaに着きました。
LaCarlotaでは最盛期は12両の蒸機が活躍していました。
工場のセキュリティーオフィスへ行き、係員に連れられて機関庫へ。
結局、このときはシーズンオフなのか、
もうディーゼルに取って代わられたのか、どの蒸機も火を落としていました。
元気に働いているディーゼルと機関庫で静まりかえっている蒸機たち。
1997年3月2日 LA CARLOTA 1号機DL奥の機関庫にはあんなに蒸機がいるのに、動いているのはDLだけ。
はるばるフィリピンまで来たのに、ガッカリして仕方がありません。
機関庫に近づいてみました。
107号機はまだ現役なのか、きれいに見えました。
1997年3月2日 LA CARLOTA 107号機107号機は1912年BALDWIN製造の0-6-0の最古参機関車です。
今の蒸機を見慣れた目にはサドルタンクって珍しいですよね。
すっきりとしたスタイルで好感が持てます。
さらに107号機のおしり側。
1997年3月2日 LA CARLOTA 107号機あとさらに107号機を側面から。
1997年3月2日 LA CARLOTA 107号機1970年代の写真を見ると107号機はたまねぎ煙突でもっさりした感じでした。
この時にはすっきりした煙突になっています。
ナンバープレートも格好よく、アップで撮っておけばよかった・・・
続いて105号機を。
1997年3月2日 LA CARLOTA 105号機105号機は1931年BALDWIN製造の0-6-0。
LA CARLOTAでは最新鋭(?)の蒸機です。
107号機とは違いサイドタンク。
たまねぎ煙突がついているのは構内の入換で使用するので、
火の粉が飛ばないようにするためだったみたいです。
機関庫の全体風景はこんな感じ。
1997年3月2日 LA CARLOTAパッと見てもBALDWINのBテンダーの5号機とか見えます。
なぜか知らないけれど珍品蒸機がこんなにいたのに、
LA CARLOTAではこれだけしか写真を撮っていません。
フィルム代をケチったのか、なんとももったいない限りです。
ちなみに1980年から81年ごろの鉄道ファンに
「シュガーランドの蒸気機関車」というフィリピン蒸機の連載がありました。
今回の情報はほとんどそこから持ってきました。
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