2017年 筑波鉄道跡を車でめぐる③ 筑波駅跡→田土部駅跡
- 2017/03/01
- 19:00
筑波鉄道跡を車でめぐるシリーズ。
今回は1991年に歩いたことがある筑波駅から南です。
1991年と2007年、時間を行ったり来たりしながら、廃線跡をたどります。
まずはバスの営業所として現存する筑波駅舎からスタート。
2017年2月27日 筑波鉄道筑波駅跡筑波から常陸北条の間は筑波山を背景にした写真でおなじみの区間です。
田畑ばかりで眠たくなりそうな筑波鉄道の沿線風景の中で、
双耳峰の筑波山が大きく見えるこの区間はハイライトと言えましょう。
2017年2月27日 筑波鉄道跡筑波~常陸北条まだ廃線から4年、1991年のほぼ同じ場所の草生した線路跡。
この付近の風景は26年前に歩いた時とほとんど変わりません。
おかげですっかり忘れていた少年の日の記憶が蘇ってきました。
梅雨の合間の蒸し暑い日に、ノドをカラカラにして歩いたのでした。
1991年6月15日 筑波鉄道跡筑波~常陸北条当時は勾配標も撤去されずに残っていました。
1991年6月15日 筑波鉄道跡筑波~常陸北条常陸北条駅はホーム2面に側線もある大きな駅でした。
現在、駅舎跡には民家が建っています。
10年近く前、この近くで1週間ほど研修を受けたことがあり、
北条駅跡もついでで見に来たのですが、その時から民家は建っていました。
2017年2月27日 筑波鉄道常陸北条駅跡1991年当時のほぼ同じ場所からの写真。
常陸北条駅跡もこれまた草生していました。
1991年6月15日 筑波鉄道常陸北条駅跡1991年、14kmのキロポストと筑波山。
整備されすぎてしまった今ではキロポストなど残っていないでしょう…
1991年6月15日 筑波鉄道跡常陸北条~常陸小田現在の常陸小田駅に着きました。
岩瀬側から見たホーム跡ですが、ホーム上には案内所が建っていました。
2017年2月27日 筑波鉄道常陸小田駅跡1991年、まだホームには案内板や壊れかけた広告が残っていました。
やっぱりこの時の方が廃線跡らしくて好きです。
1991年6月15日 筑波鉄道常陸小田駅跡土浦側から見た常陸小田駅跡。
2017年2月27日 筑波鉄道常陸小田駅跡1991年のほぼ同位置からの撮影。
1991年6月15日 筑波鉄道常陸小田駅跡小田城は鎌倉から戦国時代の小田氏の居館でした。
鉄的には、筑波鉄道が城跡のど真ん中を横切っていたことで有名です。
小田城跡の土塁に登って常陸小田駅方向を見ます。
2017年2月27日 筑波鉄道常陸小田駅跡小田城跡を上から見ます。
筑波鉄道は右から左に走っていました。
今はすっかり城跡として整備され、鉄道の痕跡はありません。
2017年2月27日 筑波鉄道跡常陸小田~田土部土浦側の土塁にも登ってみます。
線路跡は堀のすぐ脇を通って、土浦を目指します。
2017年2月27日 筑波鉄道跡常陸小田~田土部田土部駅は田んぼに囲まれた、ホーム1面の小さな無人駅でした。
すぐそばの陸橋からホームを見下ろしました。
2017年2月27日 筑波鉄道跡田土部駅跡1991年も陸橋から見下ろしているのですが、
草だらけで何が何だか分かりません…
1991年6月15日 筑波鉄道田土部駅跡ホーム跡には今でも鉄製の柵が残っていました。
ホームだけではなく、こういったプラスαが残っているとうれしくなります。
2017年2月27日 筑波鉄道跡田土部駅跡 スポンサーサイト