最近3セクの旅を好んでしています。
3セク化当時はどこも車輌も駅舎もチャラくなって敬遠していました。
しかし改めて見ると古めかしい木造駅舎も今でも多く残り、
乗客も地元客中心でローカルムードを楽しめます。
北条鉄道はそんな昔のローカル線の雰囲気を強く残しているようで、
関西に行ったら絶対に乗りに行こうと思っていました。
加古川線からの分岐駅、粟生に停車中のフラワ2000-1。
見た目はつまらない車輌ですが、車内はセミクロスシートで、
13.6kmと短い路線ながら旅気分になれます。
2017年10月26日 北条鉄道粟生駅フラワ2000-1
車内は粟生から1ボックスに1人が乗ってボチボチの乗車率でした。
しかし田原から遠足の小学生が乗り込んで一気に車内が賑やかになりました。
乗客減に苦しむ北条鉄道にはうれしいことですね。
実際は一気に北条町へ行って、途中下車しながら粟生に戻ったのですが、
写真は粟生から北条町に向けて駅の順番に従って上げてみます。
古い木造駅舎の法華口駅。
左が1915年開業時からの駅舎、右は法華山一乗寺の三重塔のレプリカです。
2017年10月26日 北条鉄道法華口駅
法華口駅舎内には駅舎工房モン・ファボリというパン屋が入っています。
いろいろな米粉パンを売っていたので、昼ごはんに買いました。
駅ホームのベンチでもっちりしたパンを食べていると幸せな気分です。
2017年10月26日 北条鉄道法華口駅
続いて播磨下里駅に停車するフラワ2000-1。
2017年10月26日 北条鉄道播磨下里駅フラワ2000-1
播磨下里駅の駅名票です。
よく見ると右書きの「はりましもさと」がうっすらと残っています。
戦前からの駅名票が今も使用されているんですね。
2017年10月26日 北条鉄道播磨下里駅
播磨下里駅舎も1918年に建築されたものです。
北条鉄道は短いながらも、古い駅舎が多く残っていてあなどれません。
2017年10月26日 北条鉄道播磨下里駅
そして1915年建築の長駅。
古い駅舎にハロウィンの飾りつけがされていました。
2017年10月26日 北条鉄道長駅
終着北条町駅に到着したフラワ2000-1。
遠足の小学生たちも下車しました。
2017年10月26日 北条鉄道北条町フラワ2000-1
北条町駅にはフラワ2000-3が休んでいました。
北条鉄道は交換設備がないので、1両の気動車が行ったり来たりしています。
2017年10月26日 北条鉄道北条町フラワ2000-3
駅の向こうには立派な複合施設のアスティアかさいがあります。
かつての北条町駅はアスティアが建っている場所にあったそうです。
2017年10月26日 北条鉄道北条町フラワ2000-1
賑やかな地元の小学生たちに、古い木造駅舎…。
北条鉄道の旅は思った通り楽しかったです。
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